2010年に入って間もなく、たまたま覗いたオークションでクワガタ標本を大量に落札した
今回は購入した標本がその後どのようになったのか書いてみようと思う
標本が届いた
落札した標本が届きました
先ずは状態の確認ですがあまり良くはありません、頭外れやフセツ欠け、虫食いのある標本もありました
すぐに開けてみたい気持ちですがここはガマン、標本に取り付いた小さな害虫を駆除するため全ての個体を冷凍庫に入れます
これによりほぼ全ての害虫を駆除出来ます。
展足する前に
タトウと呼ばれる入れ物に標本が入っています、大体が手作りで現地の菓子の容器などを再利用したものです
裏には採取地、日付、昆虫の名前などの情報が書き込まれています
この情報は貴重なものなので捨てずに保存しておきたいのですがタトウは汚いので画像として記録しておきましょう
裏表を一枚ずつ撮影したのち画像処理ソフトPhotoshopで結合した状態
Photoshopを使用したコンタクトシートの作り方
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裏表裏表裏表と全ての標本を一枚ずつ撮影しフォルダーに保存します
(カメラの設定をデータの番号が撮影順になるようにしてください)
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Photoshopを起動、ファイル→自動処理→コンタクトシートⅡを選択
任意のドキュメントとサムネールを選択後、画像を保存したフォルダーを選び処理を開始します
自動的に上の画像のようになります「コンタクトシート001」などとファイル名がなるので
一旦保存したのちファイル名を管理しやすいように書き換えるとよいです私は連番にしました
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さらにコンタクトシートを使用しました、これで大量の標本も管理しやすくなりました。
展足について
状態は良くありませんが何とかなるでしょう、木工ボンドでつないでゆきます。
こんな感じの作業を繰り返します、慌てずマイペースにすすめましょう。
展足板にはデータのファイル番号を紙に書いたものを虫ピンで留めています。
小スペースで乾燥するには
最後に乾燥についてのコネタを紹介します
100円ショップなどで売っているバットを使用しました
カブトムシは高さがありますがクワガタ程度の大きさなら積み重ねる事が出来るので狭いスペースでも
効率よく標本を乾燥することが出来ます(バットの高さが虫ピンより低いとダメです)
結果